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マイケル・シャオワナーサイ:1964年、フィラデルフィア生まれ。多分野にわたる活動をするタイ人アーティスト。パフォーマンスやインスタレーション、写真のほか映像作品を数多く発表。アート・ビデオとして99年から「アイアン・プッシー」シリーズに着手。タイ本国や国際的なカルト作品として評判に。
とっても、素晴らしいこと!!すっごくハッピーに感じたわっ。 Q:日本は、今回、何回目の来日ですか? はっきりしないけど、4、5回目かしらね。でも東京は2回しか来たことがないの。いつもはだいたい大阪に行くのよ。大阪にはグッドフレンドがいるからね。それから北海道にも行ったことがあるのよ。アイアンプッシーの脚本を書いてる時も北海道にいたわ。 Q:夕張ですか? Q:去年の末から今年にかけて行われた現代美術展(Under Constraction)では、ア−ティストとして、今回は映画監督兼主演として来られました。あなたは以前からビデオ作品で、"アイアン・プッシー"というキャラクターを創造して芸術活動をされていますが、今回、映画という形で公開されるということで、何か関わり方の違いはありましたか? ふーん、違いってのは・・・。まずあんたたちは見る人達たちが違うって事を理解しなければならないわね。アーティストとして私を認識してる人が見る、監督や俳優として私を認識してる人が見る、ってことね。自分についていうと、あまり違いはないの。自分は自分にできるものをつくる。Under Constructionのプロジェクトはとても大事なものだったの。新世紀の現代美術を伝えるとても大事な機会。展覧会をマネージメントするキュレーターのお手本みたい展覧会だったわよ。日本は現代カルチャーにいいことをしてきたと思う。ジャパン・ファンデーション(Under constructionの主催)から東京国際映画祭まで、この2つの組織は多様性をサポートしてきたわ。この多様性は自分のしていることでいえば、現代美術と映画。これらは確かに違うのものだけど、私は一つのことしか出来ない人間だからね。私は私のアートを行い、私の映画を撮ることしか出来ない、ってことね。 アイアン・プッシーっていうのは・・・。あんた、プッシーって何か知ってる?プッシーは猫ちゃんのこと。小さくてかわいいもの、アイアンは硬くて強いものね。私はデリケートなものに強いものを入れてみたかったの。例えばあんた達二人を見てご覧。あんた達はかわいい小さな女の子、でもすごくストロング!分かる?そういう感じ。 Q:一言で言うと"アイアン・プッシー"って、どんなキャラなんでしょう? アイアン・プッシーっていうのは・・・、そうね、基本的には男で9時から5時まで"セブンイレブン"で店員をしてる普通のサラリーマン。そして、夜になると女装で犯罪に立ち向かうの。なぜなら、戦うべき犯罪があるからよ。悪い人をやっつける、ただそれだけ!プッシーていうのは小猫ちゃんの意味、アイアンは強くて硬いものでしょ?私はデリケートなものに強いものを入れてみたかったの。キャラクターに意外性を入れることはとっても楽しい!タイ映画のゲイキャラクターっていうと、たいていはゲイが美容師や歌手の仕事をしていて、誰も悪と戦わないの。だから、私がやったのよ! Q:スーパーマンみたいに? Oh、ノー!全然違うわよ。私はスーパー・パワーは持ってないわっ!スーパーマンはスーパー・パワーを持ってるでしょ?でもアイアン・プッシーはテクニックを持ってるのよ。空手やテコンドーも知ってるし、タイ式ボクシングも出来るの。でも女の格好をしてるでしょ。さっきも言ったけど、キャラクターに予期しないものが入ってることはすごく楽しいの。だからこのキャラを作ったのよ! あっ、まず訂正させて!私がしてるのはモダンアートじゃなく、コンテンポラリーアートよ!それって全然違うものなのよ。ははははは!> それから、北野に関しては私はちょっとしか知らないの。でも森村泰昌っていうアーティストはよく知ってるわ。彼はコンテンポラリーアートとコメディを一体化したのよ。彼はマリリンモンローの衣装を着たり、オードリー・ヘップバーンの格好をしたり、それとかジョディ・フォスターなんかのね。私のよく知ってる友達なんだけど、あんたたち知ってる?大阪を中心に活動してるアーティスト。彼はいつもとてもばかげた格好をするの。でもそれは対象をからかい、はぐらかすためにやってること。 私について言えば、決してこの映画でコメディを撮ろうとしたんじゃないの。私はカルチャー・オブ・リビング(生活の文化)の常識をからかおうとしたのよ!私は女性に扮するけど、それは誰も知らない女性でしょ?あんまり綺麗だから男が振り向いてしまうってことはあるけれどね(笑)。女が男を演じる宝塚ってのがあるけど、それと同じようなこと。私の場合は男が女を演じる。宝塚って知ってる?それと同じことよ! あと映画っていうと・・・、特別に私に影響を与えた作品や俳優っていうのは思いつかないね。それより、日本のカルチャーからの影響が大きいの。美輪明弘とか、男が女の格好をする歌舞伎とか、さっきでた宝塚とか・・・。私は自分のインスピレーションをカルチャーから引き出しているのよ。インドの男が女の役をやる劇とか、シェークスピアで若い女が男を演じるのとかね。 ノー、これらはアピチャートポンのオリジナルよ!彼がサイレントやミュージカルや冒険劇の融合を考えたのよ。私がしたことは、彼を選んだってこと。私は誰を使えばいいのかを知っていたってことなのよ。そう、私がアピチャートポンを監督に選んだの。この作品は続くけど、主役はいつも私!次の監督は、例えばマーティン・スコセッシにしてみたいわ。次回作は、血まみれの映画になる予定なの。色んな人を撃ちまくる・・・。そう、次回は違った映画になるから、違った監督を使いたのよ。 Q:アピチャートポンは、シカゴの美術学校の後輩のようですが、彼とは、どういう経緯で一緒に映画を撮ることになったのですか? それはすっごく簡単なことよ。彼の作品を知ってたし、彼がどんな人かも知ってたし、私たちは時々連絡も取りあってたの。彼にアイアンプッシーの映画を撮ってもらったらどうかなって、いつも考えていたのよ。とにかく彼を全面的に信頼してたので、彼のやりたいことは全てやってもらったし、おかげですごくいい映画が出来たの。本当のこと言うと、私はタイではなくて、日本ではじめて映画を通しで全部を見たのよ。すご〜く満足いく出来だったわ〜。 彼はぜ〜んぜん変わってないわよ。彼がどんな映画で観客を驚かせたとしてもね。いわば、アピチャートポンはシェフなの。おいしい料理を作るシェフね。次から次へと皿がでてくるわ。もし日本の観客が『アイアン・プッシー』を『ブリスフリー・ユアーズ』より美味しいと感じたとしても、どちらも彼の料理であることには変わりはないのよ。 Q:では、今後の展開について、お話いただけますでしょうか? Q:じゃあ私達は今後、何度でもアイアンプッシーを楽むことが出来るんですね? イエース!アイアン・プッシーは、いつでも、どんな形でも生み出せるの。次は2分のアートフィルムかもしれないし、マンガかもしれないし、村上(隆)みたいなフィギュアかもしれない。小説だって、写真集だって、何だって出来るわ!だから、どうぞお楽しみにね!!! Q:最後に少し、バックグラウンドについて、お話いただけませんか?アメリカでお生まれになったんですよね? そう。私はアメリカ人で両親はタイ人。アメリカのフィラデルフィアで生まれたわ。法律学校に行って弁護士の資格をとったのよ。 Q:えー! あ〜ら、私はアメリカの銀行で長い間働いていたのよ! そうだ!UnderConstructionでは、私が女装したモノクロのポスターに観客が落書き出来るってやつ、あったでしょ?何でも書いていいの。このプロジェクトは世界中でやっていて、ベニスのビエンナーレやメルボルンでも開催されたの。今、みんなが落書きしたポスターを集めた本を作ろうと思ってるのよ。世界中の人が何か表現したいことを持っていて、それを書いてもらう手段を与える、しかも私の上にね。バンコク、オーストラリア、東京、ベニスと巡って、5000枚のポスターが集まったのわ。これッて、ホントに素晴らしいことだわ〜! Q:今後の活躍に期待してますね!! ありがと。お楽しみにね!!! |
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